小さなありさんのおはなし
あるところに小さな小さなありさん2匹がいました。
ありさんの名前は○○ちゃんと○○くんです。
2匹は新しいお家をどこに作るか悩んでいました。
土がふかふかで美味しい食べ物があるところがいいなと2匹で話しながら探しているとだんだんといい匂いがしてきました。
なんとそこはごみ捨て場です。
ごみ捨て場には小さな食べ物がたくさん落ちていました。
○○ちゃんが「ここはなんて素敵な場所なんだろう」と言いました。
すると○○くんが「あ!あそこにふかふかの土があるよ!」と大声で叫びました。
ここにはふかふかの土も美味しいご飯も落ちています。2匹はここでお家を作ることにしました。
2匹で少しずつ少しずつ穴を掘ってやっと1つの部屋が出来上がりました。
そんな時「ぐ〜」と誰かのお腹のなる音が聞こえました。
○○くんのお腹の音でした。
○○ちゃんが「私もちょうどお腹すいていたんだ。外に出てご飯を探しに行こっ!」と言いました。
2匹は外へ出ていくとすぐにいい匂いを感じました。
なんとゴミ捨て場にドーナツのかけらが落ちていました。そのドーナツにはチョコレートがかかっていてとても甘い匂いがしました。
2匹はそのドーナツに向かって走っていきました。お腹がとっても空いていたのでそこで一口食べてみました。
○○ちゃんは「ん〜、甘くて美味しい〜。幸せ〜」と言いました。
○○くんは「生き返る~」と嬉しそうに言いました。
2匹は一口食べて少し元気が出たので力を合わせてお家まではドーナツのかけらを
「よいしょ!よいしょ!よっこいしょー!!」
と運びました。
お部屋に運んだ2匹はドーナツをお腹いっぱいになるまで食べました。
お腹いっぱいになって元気いっぱいになった2人はまた新しい部屋を作り始めました。
そうすると外から声がします。○○ちゃんと○○くんは外へ出てみるとそこには1匹のありさんがいました。
○○ちゃんは「こんにちは!」とあいさつしました。
○○くんは「何してるの?」と声をかけました。
するとありさんは「新しいお家にいいところがないかなって探していたんだ…でも疲れちゃって…」とあまり元気が無い様子のありさん。
○○ちゃんは「今ふたりで新しいお家を作っているところなんだ。よかったら一緒に作らない?」と言いました。
○○くんは「まずは腹ごしらえだね!ドーナツがあるからゆっくり食べなよ。名前はなんて言うの?」と言いました。
ありさんは「僕は○○って言うんだ!ありがとう。すごく嬉しいよ!是非家づくりをさせて欲しいな」と言いました。
そして○○はドーナツをゆっくり食べ、○○ちゃんと○○くんと協力して新しいお部屋を作り始めました。
だんだんとお部屋が広くなってきた頃またお腹が空いてきました。
3匹は外へ出てご飯を探す事にしました。
次にゴミ捨て場に落ちていたのはなんと赤くきれいに輝くあめだまが落ちていました。
そのあめだまは3匹で運ぶには重くて3匹はどうしようと悩みながらぺろぺろと舐めていました。
するとそこへ5匹のありさんたちがやってきました。5匹のありさんに3匹は声をかけてみることにしました。
「こんにちは!今あめを家まで運ぼうとしていたんだけど3匹だと重くて運べなくて…手伝ってもらえないかな?」
すると5匹のありさんは快く運ぶのを手伝ってくれました。
運んでいる途中○○ちゃんが「今3人でお家を作っているんだけど5人が新しいお家を捜しているなら一緒にお家作らない?」と言いました。
すると5匹のありさんは驚きつつも「ぜひ!今ちょうどどこかに良いお家作るところないかなと探していたんだ」と言いました。
そして8匹で
「よっこいしょ!どっこいしょ!うんとこどっこいしょ!」
と掛け声をかけあいながら運びました。
あめを運び終え8匹でぺろぺろしながら休憩して元気になるとお家をどんどん大きくしていきました。
どんどん大きくなるお家。○○ちゃんと○○くんだけではこんなに大きくて素敵なお家は出来なかったし、大きな飴も運ぶことは出来なかったなと○○ちゃんと○○くんは思い新しく仲間になってくれたみんなに感謝しました。
そして通りかかったありさんに声をかけては仲間を増やした2匹はとうとうとても大きくて立派なお家を作り上げることが出来ました。
最後には1000匹になったありさんたち。喧嘩をすることもあるけどみんなで協力しながら美味しいご飯を集めてみんなで幸せに暮らしました。
おしまい。
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